子どもの歯は大人の歯とは形も
強度も違います

『乳歯』は生まれてきて
６ヶ月くらいから３歳くらいで生え揃い、
5,6歳から大人の歯「永久歯」に
生え変わっていきます。
生えたばかりの永久歯のことを
『幼弱永久歯』言います。

この２種類は大人の歯と同じではありません。
大人と同じ生活をして大丈夫だと
思ったら大間違い

２つの特徴は、
エナメル質が柔らかくスカスカ
エナメル質という歯の一番外側を覆っている部分が、大人の場合は身体の中で一番硬い部分ですが、歯の表面に小さな穴が空いており、柔らかくなっています。
エナメル質が大人の半分
歯の表面のエナメル質の厚みが大人の半分なのでむし歯になったらすぐに神経に
到達してしまいます
歯の質が薄くて神経が疼きやすい
歯の質が薄いことで神経に刺激が伝わりやすく、神経が痛み出す（歯髄炎）
歯の根の先ができていない歯の根が未完成です。

などなど・・・

歯が生えたら大人と一緒
というわけにはいきません

歯はお口の中の酸性度が高くなると
歯の表面が溶け始めるのですが、
大人の歯はpH5.5の「甘い紅茶」などの飲料で
溶け始めます。
しかし、子供の歯は、pH6.2の「麦茶」でも
歯の表面が柔らかくなるんです
麦茶は砂糖が入っていないので、
虫歯の直接的な原因にはなりませんが、
子供の歯にとってはお水以外は歯の表面に
負担がかかります
それくらい歯の表面が弱いんです！

また、生えたばかりの歯は
しっかり硬くなるまでに3年かかります。
一番最後に生えてくる大人の歯は14歳です。
この歯が固くなるまでに3年・・・
14＋３＝17歳
１７歳までは歯の生え変わりを
繰り返しているのでまだまだ
大人と一緒ではありません

歯医者定期的なメンテナンスと
１７歳以降になって自分で歯を守れるように、
小さい時から
・食生活
・歯磨き
・歯医者さんでのメインテナンス
を覚えてもらうことが予防です！
ぜひ予防を定着させてあげましょう

イラスト引用
https://www.asazawa-dental.jp/pediatric_dentistry/

https://happysma.com/deciduous-tooth-decayed-teeth/

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