２階建て以下の戸建て住宅は「構造計算が必要無い」と書かれていた設計事務所のホームページを見たので書かせていただきます。

構造計算が必要無い訳ではありません。
確認申請に添付が必要無いだけで、建築基準法的に設計士が建物の安全性を確かめないといけないことになってます。
あくまでも「確認申請に構造書類の添付が必要無い」という事なのです。
これを「構造計算が必要無い」と勘違いしている設計士が多いです。

もう一度言います。
壁量計算であろうが、許容応力度計算であろうが、建物の安全性を設計士が確認しないといけないのです。

住宅のプロがプランニングしているので安心だと思っているお客様が大半だと思います。
実は構造の事を分かっていない設計者が大半なのです。
プランニングを行っている建築士に構造の事を聞いてみて下さい。
聞くポイントとしては、
・壁柱直下率がどのくらいか？
・偏心率（重心と剛心の離れ）がどのくらいか？
・地域地震係数がいくつか？

構造の詳細設計を行う必要がある場合は専門の構造設計士に依頼しますが、戸建て住宅では３階建てでない限り、あまりそういったケースになりません。
上記を分かりやすく説明してくれる設計士は構造が最低限の所は分かっていると判断して良いと思います。

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